創世記15章より
Words Mami / Music Jono / Production Kosuke
この曲「星の約束」は、創世記15章、アブラハムが最も絶望的な時に神と出会い、星空の下で約束を与えられた話からインスピレーションを受けたものです。神はアブラハムに、空を見て星を数えるように言われ、その時子供がいなかったアブラハムに、その数だけ子孫を残すと約束されました。
この物語は、アブラハムが神から約束を受けただけでなく、神がご自分の民と契約を結び、最終的にイエス・キリストを通してその約束を果たすことを象徴しています。神がアブラハムに動物を用意するように命じ、神がその中を歩いて、契約を破るなら真っ二つにされても構わないという姿勢を示したように、神は最終的に、私たちに代わって御子を犠牲とさせることによって、私たちを救うという約束を果たされたのです。いつも誠実で私たちを裏切ることのないイエス様が、自ら進んで十字架で死に、神から切り離されたのは、神を裏切った私たちがイエス様の代わりになり、神の約束を受け継げるようにするためなのです。私たちのためにご自分の王国を去り、私たちをご自分の約束の地に連れてきてくださるようになりました。
この歌は、私たちが絶望的な気持ちになっているとき、闇が暗くて光がないとき、神様の善意を疑い、神様の存在に距離を感じるとき、アブラハムのように空を見上げ、神様の誠実さを思い出すために書かれたものです。私たちは、アブラハムが受けたものよりはるかに偉大なキリストの子としての新しいアイデンティティを何度も思い起こすことができるのです。私たちは神の子として神に弱音を吐き、神に助けを求めることができます。
この曲は、音楽的にも歌詞的にも、まず闇、砂、沈黙のイメージに焦点を当て、創世記15章でアブラハムが感じた絶望の状態に私たちを導きました。そしてサビの前では、私たちが本当に弱さを認めることで、神様はそこで私たちに会うのを待っており、私たちを名前で呼んでいることがわかるという、軸となる部分があります。そしてコーラスは、イエス・キリストが何者であるかの宣言、イエスを中心とする溢れる恵みと永遠の愛、そして十字架上で完成した私たちの新しいアイデンティティを確保するための力強い信仰宣言へと変わっていきます。イエス・キリストの十字架の御業によって、私たちは新しいアイデンティティを得ることができるのです。もう一度神を知り、自分を知ることで、自信を持って私の神、と呼び求められますように。
曲のクライマックスでは、たとえ光が見えなくても、星が空に隠れていても、私たちには神の言葉によって変わることのない約束があり、神が始められたことを成し遂げられると確信できることを、もう一度自分に言い聞かせます。私たちは、旅の途中でどんなことがあっても、イエス様とともに約束の地に向かって歩んでいくことができるのです。
本当の星の約束は、世の光であるイエス・キリストによって、今日も果たされています。
望み失った夜に
光見えない雲間に
独りあなたの名を呼ぶ
砂にさらわれた足
先にはもう行けない
仰ぎ天の星を見る
思い出させて 約束の言葉
たった一つの名前
あなたが誰か
もう一度教えて
わたしを呼ぶこの声
溢れる愛と恵み
天を離れた神
闇夜へ降り 光照らした
キリスト イエス
輝き導いた
あなたが成し遂げた
星の約束
思い出させて 約束の言葉
たった一つの答え
わたしが誰か
もう一度教えて
あなたが呼ぶ名前
溢れる愛と恵み
赦し与える神
わたしの罪 あなたが負った
キリスト イエス
苦しみ耐え抜いた
あなたが成し遂げた
星の約束
たとえ望み失ったとしても
闇に光る約束の星
神の言葉 必ずなされる
I believe 信じる
溢れる愛と恵み
その名に誓う神
子羊の身 切り裂かれた
キリスト イエス
戦い勝ち取った
失われていた 命を
あなたと歩む道の先には
与えてくれた
約束の地
キリスト イエス
わたしの神
あなたが成し遂げた
星の約束
キリスト イエス
わたしの神
Your love is with me till the end
星の約束
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